新型コロナウイルス関連のメンタル不調について

新型コロナウイルス(COVID-19) の感染拡大は私たちの生活に大きな影響を及ぼしました。
コロナうつといった呼ばれ方でニュース等でも話題になっておりますが、コロナ関連による様々な精神症状を呈する方は多くいらっしゃいます。このような状況では自分自身のメンタル面を健康に維持することも非常に難しく、不安状態が長く続くと、次第に気持ちが落ち込み、何もやる気にならないなど徐々にうつ状態へと進展していきます。
また、今後自粛が解除された後も、ストレスは様々な形となって「抑うつ症状」として出てくる可能性が考えられます。
コロナにまつわる抑うつ症状として、以下のようなパターンが考えられます。

  1. コロナ関連の不安に起因する抑うつ症状
    人間は、分からないこと・先がみえないこと・大きな環境の変化に対して、大きなストレスを感じやすいです。
  2. 災害時ストレスによる、ASD(急性ストレス障害)/PTSDに起因するうつ症状
    災害などの大きな危機的状況を体験することで、心身にさまざまな抑うつ症状が現れることは正常な反応です。しかし、そのような反応が長引いてしまうと徐々にうつ病へと進行してしまいます。(ページ下部、チェックシートをダウンロード後ご参照ください)
    抑うつ症状以外にも、パニック障害やアルコール関連の問題を呈することもあります。
  3. 自粛解除に伴うバーンアウトに起因するうつ症状
    5/25 に緊急事態宣言が解除されましたが、気づかない内に積み重ねたストレスがあるかと思います。長い白粛生活から解放されることで、バーンアウト(燃え尽き症候群)状態に陥ることも考えられます。

以下のような症状がみられたら、ぜひ一度受診されることをお勧めします。

  • 心理面:無気力になる、不安、恐怖を強く感じる、わけもなく悲しくなる、憂鬱になる、イライラする、無感動になる、楽しみを感じない。
  • 身体面:肩こりがひどい、食欲がない・ありすぎる、体重が変化する、胃がむかつく、下痢・便秘をする、頭痛がする、寝付きが悪くなる、寝付けない、夜中に目が覚める、早朝に目が覚める、呼吸が浅くなる、体が緊張する、急にドキドキする。
  • 行動面:笑わなくなる、決断に時間がかかる、楽しんでやっていたことも億劫になる、身辺の整理ができなくなる、落ち着きがない、タバコ・お酒の量が増える、人を避けるようになる、遅刻・病欠が増える。

当院では、カウンセリングも行っています。コロナにまつわる抑うつ症状にはカウンセリングが有効なことも多いです。
今回の新型コロナにまつわる生活の変化で、元々健康な人も次第にメンタル不調に陥りがちです。
症状が悪化する前にメンタルの専門家に相談していただければ幸いです。
※新型コロナウイルス感染が不安な場合には、当院はオンライン診療も行っております。
オンラインカウンセリングも近々実施予定です。ご相談ください。

 

投稿日:2020年5月29日|カテゴリ:患者様へ